おはようございます。群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナー(FP)牛込伸幸です。
今日も自分のできることを、たんたんとやっていきたいと思います^^
今回は大学の教育費についてお伝えします。
私立大学に賃貸マンションを借りて通う場合、4年間で1,000万円くらいかかると言われます。
でも、これは入学時に一度に必要になるわけではありませんよね。
そこで、今回は大学の教育費はどんなタイミングでいくらかかるのか?また、どうやって対応したらいいか?考えます。
国立か私立か?自宅か賃貸か?といったタイプ別にご紹介しますので、あなたのお子さんにあったプランを考えてみてください。
大学の教育費は、かかるタイミングでいうと3つに分けることができます。
(1)入学時にかかる費用
(2)毎年、大学に払う授業料など
(3)毎月の生活費
では、それぞれ見ていきましょう。
(1)入学時にかかる費用
入学時にかかるのは、例えば私立・文系・賃貸の場合、合計で122万円。
賃貸マンションを借りて通う場合は、家具家電や家財道具を買う必要があるので金額が大きくなっています(プラス39万円)
ちなみに、ここには塾などの費用は入っていませんよ。
(2)毎年、大学に払う授業料など
大学に毎年払う授業料や施設設備費などです。前期・後期と年2回払うのが一般的。
私立文系の場合、年間94万円です。
ここまでの、
(1)入学時にかかる費用と
(2)毎年大学に払う費用×4年間
の4年間の合計を計算してみます。
例えば、私立・文系・賃貸では、4年間で498万円、約500万円です。
計算式:(1)122万円+(2)94万円×4年間=498万円
「子どもが生まれたら500万円を目安に教育費の貯金を始めよう!」と言われますが、これが根拠になっているんだと思います。
(3)毎月の生活費
ここは自宅から通うかどうかで大きく分かれます。
賃貸マンションを借りて通う場合
賃貸マンションを借りて通う場合(下宿生)の1か月の平均は約12万円(貯金・繰越が12,990円あるのでちょっと余裕あり。これは、たまにあるちょっと大きな支出に使う感じか)
仕送りが約7万円で、不足分を奨学金と子どものアルバイトでカバーしている様子が伺えます。
ただ、注意が必要なのは「住居費」。
この調査では、下宿生の1か月あたりの住居費は52,910円。
光熱費を5,000円とすると家賃・管理費が47,910円というイメージ。
東京などではこの金額は難しいと思います。
この辺りは志望校が固まってきたら確認しておきたいところ。
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SUUMO(スーモ)さんのサイトによると、
学生に人気の吉祥寺の家賃(管理費除く)は6.5万円、大学の多い八王子は4.6万円だそうです(2021年7月にサイト参照)
東京都の路線・沿線から家賃相場・賃料相場情報を探す(SUUMO)↓
https://suumo.jp/chintai/soba/tokyo/ensen/
※駅ごとの相場なので、実際は駅からの距離や物件の築年数によって異なります。比較的安めの物件の価格かなと見ていて思いました。でも、駅ごとの相場がわかるので、どこに住むか決めるときは役立ちますね。
自宅から通う場合
同じ図です↓
自宅から通う場合、どこまでを親が負担するか?相談します。
例えば、交通費(定期代)や教科書代など大学の勉強に必要なものだけ親が負担して「あとは自分でアルバイトをしてやってね」といった感じ。
食事も「家で食べれば無料だけど、友だちと晩ごはんを食べに行く場合は自分で払ってね」など。
・・・
代ゼミ古文の人気講師、黒須先生のお母さんは、自宅から大学に通うことになったとき、こういわれたそうです↓
「大学生になったんだから、これからは何でも自分で責任を持って自由にやっていいよ。
家でごはんを食べたり今まで通り生活する分にはもちろんお金は取らないけれど、それ以外は家からは大学に振り込む授業料以外のお金は出さないよ。
友だちとごはんを食べに行こうが、旅行に行こうが、免許を取ろうが何でも自分で決めてやっていいけど、こういうのは自分でアルバイトでもしてやってね」
この話を聞いたとき、理系や医学部で実習が多いなど、状況にもよりますが、できるだけ子どもに任せるがいいなあと思いました。
子ども自身も燃えてくるかと。
・・・
今回は、大学の教育費について考えました。
まとめると、私立・文系・賃貸の場合(ご自分のプランで読み替えてくださいね)、
・入学時にかかる費用と、大学4年間の授業料などの約500万円は貯金から(早めに貯金をスタートしてコツコツ貯める)
・毎月の生活費約12万円(家賃に注意)は、仕送り(毎月負担。平均7万円ほど)と奨学金、子どものアルバイトで
となります。
一方、自宅から通う場合は、毎月の生活費のところは、どこまで親が出すか相談、ということでした。
教育費については以下の記事とあわせて読むと全体を理解できます↓
今日のお話は以上です。最後まで読んでくださってありがとうございました。
牛込伸幸
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