おはようございます。群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナー(FP)牛込伸幸です。
今日も自分のできることを、たんたんとやっていきたいと思います^^
共働きのご夫婦から、
「子どもが生まれて仕事と家庭の両立が大変なので、正社員の仕事を辞めて、しばらくしたらパートをしようと思っています。どう思いますか?」
こんなご相談を受けることがあります。「どう思いますか?」ということは、迷っているってことですよね。
今回は、こんなときに考えたいポイントをお話します。これを知っていると、長期的な視点で悔いのない判断ができると思いますよ。
もちろん、これから子どもが生まれるという方、子どもを持ちたいと考えている方にも役立ちます。
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このお話をすると、
「やっぱり今の仕事を続けます」となる方が結構多いです(誘導するつもりはありませんよ。本当は続けたいけど、決めかねていたという方が多いのかも)
また、ご夫婦でこういったお話をすることで、家事や育児についてご主人から協力を得られることも。
妻が専業主婦やパート、正社員でも、家事や育児はほとんどママさんがやっているというご家庭はまだまだ多いものです。
現状を知ると、ご主人の考え方も変わるかもしれません(そんなに大変だったの。もしくは、ママが会社を辞めてお小遣いが減るのはちょっと…と)
一方、いろいろ考えたうえで、これなら大丈夫そうと思えて、正社員を辞める方もいます。
どちらでもいいんですよね。よく考えたうえの決断なら。
では3つのポイント、始めます。
【その1】収入が減る
これはわかりやすそうですが、「節約すれば何とかなるでしょ」くらいに考えてしまいがちです。
具体的な金額で考えるのがおすすめ。
例えば、今の年収が手取りで300万円だとします。例えば、パートで100万円になった場合、200万円の収入減です。
1か月あたり約17万円。これはかなり大きい。
できれば、その金額でしばらく生活してみるといいですね。
クルマの買い替えや家の頭金、子どもの教育費といった貯金の計画を変えざるを得ないことも。
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さらに長期的に考えると、今は大丈夫でも、
・家を買って住宅ローンを組むとき大丈夫か?
・子どもの教育費がかかる時期も大丈夫か?中高一貫の私立に行くこともあるかも。
といったことも考える必要があります。
【その2】キャリアの継続
子どもが保育園に通っていた頃、ぼくは晩ごはんづくりと保育園のお迎えを担当していました。
子どもを迎えに行って晩ごはんを作ったり、場合によっては朝、作っておいたりと、それはもう慌ただしかったことをよく覚えています(今となってはいい思い出)
でも、子どもが小学校高学年になると、急に手がかからなくなります。中高生になると部活などで帰りも遅いですし。
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そうなった頃(30歳で子どもを産んだとすると40歳くらい)、改めて正社員の仕事を探すのは、まだまだ楽でないのが実情です。
子育てに手がかかる10年ほどを何とか乗り切ることができれば、キャリアを継続することができます。
40歳くらいだとすると、60歳まであと20年もあります。
【その3】老後の年金が増える
扶養の範囲でパートをすれば、妻は健康保険と国民年金の保険料はかかりません。
一方、正社員で働けば、保険料は払うことになりますが(半分は会社が負担)、老後の年金(厚生年金)が増えます。
年金だけでなく、有給休暇があったり、傷病手当金の制度(会社を長期に休んだときの制度)があったりします。
そして、最後は退職金もあります(会社に制度があれば)
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以上、収入、キャリア、老後の年金と3つのポイントをお話しました。
辞めるのはいつでもできます。今のキャリアを大切に、人生全体からじっくりと考えたいですね。
今日のお話は以上です。最後まで読んでくださってありがとうございました。
牛込伸幸
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