全5回シリーズ「家を買いたい!と思ったら」をやっています。初回から読みたい方はこちらから↓
https://fpushi.com/archives/740
前回は、第2回「家を買いたいと思ったら、予算を決めてから物件を見る」というお話でした↓
https://fpushi.com/archives/769
今回は、その予算を決めるときに必要な知識をお伝えします。
「新築価格4,980万円(税込み)」
家を探して住宅情報誌やサイトを見ていると、こんな広告を見ると思います。
ただ、この価格(物件価格といいます)だけでは、実際に家を手に入れることはできません。このほかに「諸費用」といわれるものが必要です。
クルマを買うときも、クルマ自体の価格に加えて税金などがかかりますよね。そのイメージです。
でも、家はクルマよりひとケタ高いので、諸費用も結構な額になります。だから事前に考慮しておく必要があります。
諸費用とは
諸費用とは、
- 契約にかかる費用
- 税金
- 登記費用
- ローン関係の費用
- 火災保険など
難しそう!と思うかもしれません。でも、大丈夫です。
実際に物件を見るとき、担当の方にきけば諸費用込みのコミコミの価格を教えてくれます。資料が作ってあると思いますよ。
物件を見る前、家の予算を考える段階では、一般的な目安を参考に考えておけば大丈夫です。
諸費用の目安
諸費用の一般的な目安は、
- 新築は物件価格の5~10%
- 中古、建売、土地を先に買う場合は10~15%
といわれます。
後者の中古などは一般的に仲介手数料が必要だからです(それを含めて表示している場合もある)
まだどんな物件にするか決まっていない場合は、取りあえず10%と考えて探していけばいいと思います。
もしくは、中古でと決めているなら15%と考えておくなど。
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例えば、新築物件の広告を見た場合、
「物件価格が税込み5,000万円って書いてあるから、諸費用10%とすると、コミコミで5,500万円くらいってことか」と考えればいいわけです。
そして、実際に物件を見に行ったら、担当の方に諸費用込みの価格を確認します。
いくつか物件を見て回るうちに、雰囲気がつかめてきますよ(こういうの大事)
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諸費用のなかには後払い(分割払いのイメージ)にできるものもあります。
例えば、住宅ローンの保証料は一括で払う方法と、毎月の返済に含めて払う方法があります(保証料ゼロの銀行もあります。その場合、一般的には手数料が高い)
火災保険も10年一括や年払いなどがあります。年払いにすれば当初の費用を抑えられます。
最後はこういった調整をすることになります。
諸費用のほかにも
諸費用のほかにもかかるものがあります。
引っ越し費用や照明、カーテン、エアコン、庭の工事などです。また、家具家電を購入する場合、それも必要になります。
ただ、ここはある程度、自分でコントロールできますよね。
- エアコンは取りあえずリビング、寝室、客間につけて、子ども部屋は必要になったら取り付ける(子どもが小さくて部屋を使わない場合)
- 家具家電はこれまでのものを使い、時期が来たら少しずつ買い替える。
- 駐車スペースはコンクリートだけ打ってもらって(家の標準価格に含まれていることも)、庭は少しずつ整える。
など。庭は休日に自分でつくるのも楽しいものです。ぼくは自分で柵を作ったり、ウッドデッキを通販で買って組み立てたり、玄関アプローチをつくったり、芝生を植えたりしましたよ。
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今回は諸費用についてご説明しました。広告を見るときの参考にしてください。次回はいよいよ家の予算を決めるというテーマに入ります↓

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