クローゼットやタンスって、知らず知らずのうちにいっぱいになってしまうものです。
そこで「着ない服を捨てよう!」と決心してもたいして減らない。
「まだ着られるから」「また着る機会があるかも」と思ってしまう。
こんなときは、一旦全部出して、本当に気に入った服だけ、本当に必要な服だけ入れ直すとうまく行きます。
ほどよいスペースのあるクローゼットに気に入った服だけがかかっていると、服を選ぶときもしまうときも、とても気分がいいものです。
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これはクローゼットやタンスに限りません。食器棚やキッチンの引き出し、カバンなども同じです。
実は家計の管理でも同じことがいえます。
- しばらく見直しをしていない保険やスマホ
- 何となく増えていく食費
- あまりやる気を感じられない子どもの塾や習い事
「最近、お金が気持ちよく使えていないなあ」
こう感じたら家計を見直すタイミングかもしれません。
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こんなとき、先ほどのクローゼットのお話と同じように、ひとつひとつの支出をチェックしても支出は減らないものです。
家計の支出を一旦まっさらな状態にして、改めてゼロから自分がしたい暮らし、本当に必要な支出をひとつひとつ書き出します。
「家計リセット」です。
リセットですから「今までこうしてきたから」「みんなやっているから」ではなく、引っ越ししたときや家庭を持ったときを思い出してやってみます。
もちろん何でも最安値のものを選ぶってことではありません。
「必要なものをお気に入りのもので」という感じです。
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ぼくはこの方法を家計相談をお受けしたときにも使っています。
保険や住宅ローンなど一般の方ではわかりにくいところはカンタンに見直しをすることができます。
ただ、そうでないところはなかなか減らしにくいものです。
どうしても「今までやってきたから」に引きずられてしまう。
そこで「では、今までのことは一旦忘れて、ゼロから暮らしを考えてみましょう」とやっています。
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これ、結構楽しいワークです。
まずは必要最低限のシンプルな暮らしから考えます。
先ほどお話したように、何でも最安値とケチケチするのでなく、「必要なものをお気に入りのもので」という感じです。
- 住まいは?
- クルマは?
- 食費は?
- スマホは?
- 保険は?
- お小遣いは?
- こどもの教育は?塾や習い事は?
- 趣味は?休日の過ごし方は?
などなど。
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こうして考えた結果、やっぱり同じ選択をした。もちろん、これでも構いません。
必要性が再確認できたわけですから。
- やっぱりこの家を手直ししながら暮らしていこう
- 子どもがまたやる気を出して塾に通い出した
などなど、気持ちを新たにできるかもしれません。
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今回は、家計の見直しの方法、「家計リセット」についてお話しました。
定期的にこういったワークをすることで、あったら便利だけど、なくても別に問題ないものを抱え込まなくてすみます。
本当に必要なものって、意外と少ないことに気付くかもしれません。
その結果、心も軽くなると思います。
必要最低限のものをお気に入りのもので。シンプルな暮らしを心掛けたいものです。
今日のお話は以上です。最後まで読んでくださってありがとうございました。
牛込伸幸
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