家計の管理は「毎月の予算」を決めてやりくりすることをおすすめしています。でも、食費に限っては「毎週」の方が断然うまくいきます。
食費は毎週毎週、同じペースで支出します。だから、1週間単位で予算を決めて「今週はこの金額でやろう」という方がいいんです。
1週間ごとなら、多少苦しい週があっても、あと数日と思えば何とか乗り切れます。予算をオーバーしてしまっても、区切りをつけて新しい週に向かえます。
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でもこれが1か月だと長すぎます。途中で「このペースでいいのかな?」と思ってしまいます。
オーバーペースで最後の週が極端に苦しくなってしまうかもしれません。1日2日ならなんとなかっても、さすがに1週間は厳しいです。たいていは「今月はもういいや」となってしまいます(→家計管理、自然消滅…)
逆に、足りなくなるのが心配で、無理な節約をしてしまうかもしれません。
ぼくも実際にやっていますが、やっぱり1週間単位がちょうどいいようです。
ぼくは晩ごはん当番をしているのですが(週1回まとめ買い派)、こうすると毎週、毎週、たんたんと同じペースでごはんを作ることができます。
これが続けるコツです。人は難しいことは続かないので。
食費を2つに分ける
「食費は毎週、同じようなペースで支出する」とお話しました。でも、お米やみそ、しょうゆといった調味料はたまにしか買いません。
これを毎週いくらと決めた予算の中でやりくりすると、週によって苦しくなることがあります(特にお米を買った週)
そこで食費を2つに分けます。
→毎週いくらの予算制 ②長く使うもの(お米やみそ、調味料など)
→1か月いくらの予算制
1か月5週間で予算を組む
お肉や野菜といった「毎週使い切るもの」の予算は5週間分設定します。
5週目の分は半端な数日分というほかに、予備費的な役割も果たしてくれます(1か月は5週間ないですから)
まとめると、毎月の予算はこうなります(金額はあくまで例)
①毎週使い切るもの:1週間1万円×5週間=5万円
②お米や調味料、油など長く使うもの:1万円
→合計6万円
※外食は別枠(レジャー費で)
※給食費は別枠(引き落し口座へ)
※夫婦のランチ代が必要な場合は別枠(毎月、または毎週渡す)
1か月の流れ
先ほどの食費1か月6万円の例を使って具体的な手順をご説明します。
何曜日を締め日にするかは自分の好きな日でOKです。
ぼくは金曜日にしています。土曜日にスーパーに行くことが多いので、金曜日の夜に(実際は土曜日)お財布にある余ったお金を封筒に戻して(お財布を一旦ゼロにする)、今週の予算1万円を封筒からお財布に入れています。
こうすると、1週間の初めに食費用のお財布に1万円が入った状態でスタートすることができます。
そして「今週はこれでやりくりするぞ」という気持ちになります。
うまく行かない週があっても、1週間ごとに区切りをつけて「また今週からがんばろう」と気持ちをリセットすることができます。
これが1週間単位のメリットです。
ここまで肉や野菜など①毎週使い切る食材の管理についてお話してきました。次は、お米やみそ、調味料などの②長く使うものの管理です↓
お米や調味料の管理
お米や調味料などは必要なタイミングで封筒からお金を出して買います。
ぼくは月に1回、家の在庫をチェックして、まとめ買いしています(なくなったら買いに行くのは大変なので)
毎週使い切るものと一緒にお米や調味料を買う場合は、一旦立て替えて、あとで清算すればOKです(100円単位で十分)
※具体的な方法は後ほど。最後に記事のリンクを貼っておきます。
月末にすること
月末も気にせず1週間単位を貫きます。週の途中で月末が来たからといって日割りで清算するのは大変だからです。
(以前やっていました。でも、面倒だし、そこまで意味はないのでは!?と思ってやめました。もちろん、やってもOKですよ)
最終週に今週の予算1万円を食費のお財布に入れたら、その週の最終日までいつもと同じようにその予算1万円でやりくりします。
そして、翌週は次の月の食費の封筒から1週間分の予算1万円を出して、食費の封筒に入れます。
毎週1万円の予算でできると、食費の封筒にお金が少し貯まると思います。これは予備費と考えればいいでしょう。
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今回は食費は1週間単位で管理するというお話でした。
食費が多いとお悩みの方、管理が大変という方はぜひお試しください。
この方法は、日々の支出を記録する必要もありません。意外とこういうシンプルな方法がうまくいくものです。
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