年代別:お金のチェックポイント【第2回】新社会人になったら身につけたいお金の基本

今回は学校を卒業して社会に出た時期のお話です。

「もうその時代は過ぎましたよ」という方もぜひ読んでください。この年代にはお金との付き合い方の基本が詰まっています。

また、自分のお子さんに話してあげてもいいですね。

では始めます。

新入社員のお給料は安いかもしれませんが、養う家族もいないので、この時期は比較的お金に余裕があると思います。

ただ、前回の「人生全体のお金の流れ」でもお話したように、この時期にはこの時期のやっておくべき必要な貯金があります。

これをやらないと、その後の人生が「後手後手に」回ります。

今回はこの時期にやっておくべきこと、逆に、やってはいけないことをチェックリスト風にお話していきます。

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奨学金はどんどん返す

大学や専門学校に通うとき、奨学金を利用した人は真っ先に返しましょう。毎月いくらの決まった返済だけでなく、追加で返済していきます(特にボーナスで)

奨学金の利用残高にもよりますが、遅くとも結婚までには返しておきたいところです。

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借金禁止

会社に勤めると、学生時代のアルバイトとは違って、毎月一定のお給料が出ます。

そうすると、来月のお給料やボーナスをあてにして、カードローンやクレジットカードのキャッシングやリボ払いを利用する人が出てきます。

毎月の生活費が足りないなら、収入の範囲に支出を抑えるべきです。欲しいものがあってもお金がないなら、来月のお給料や次のボーナスを待つべきです。

これを使い道自由なカードローンやキャッシングでお金を借りて買ってしまうのはダメです。一線を越えています

「そんなの、当たり前ですよ」と思う人はいいのですが、一度、こういった借金を利用すると、これがクセになります。依存的な側面もあります。

クレジットカード禁止

お金の経験の少ない若い人はクレジットカードは使わない方がいいです。

会社帰りにスーパーやコンビニでクレジットカードや電子マネーを使って買い物をしている若い人を見かけます。いいことないですよ。

ネット通販も気をつけましょう。なかにはリボ払いを利用して、それでも足りなくなってカードローンを使って…と泥沼にハマってしまう人もいます。

ネット通販などでクレジットカードを使わざるを得ないときは、お財布から現金を出してから「購入ボタン」を押してください。

貯めて買う、貯まるまで待つ習慣を身につけましょう。

この考え方を若いうちに身につけるかどうかで今後の人生が大きく変わります。

クルマは現金で買う

通勤にクルマが必要な人は何とかして現金でクルマを買いましょう。就職が決まって、クルマが必要とわかったら貯金スタートです。

自動車ローン(親ローン含む)を利用すると、今後も、ローンでクルマを買い替える悪いサイクルになってしまいます。

どうしてもローンを利用せざるを得ない場合は、できるだけ金額を抑えて、次回の買い替えは現金で買えるように計画しましょう。

・・・

なかには自動車ローンや親御さんから借りて(親ローン)、カッコいい高価なクルマを買っている人がいます。

独身であれば返せるとは思いますが、必要な貯金ができません。また、安易に借金をしてしまうその発想がキケンです。

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ぼくもそうですが、クルマが必要な地域に住んでいる人は、今後もクルマを定期的に買い替えていく必要があります。

例えば、毎月2万円のつみたてをすれば、10年ごとに240万円のクルマを買い替えることができます。3万円のつみたてなら360万円です。

2万円×12か月×10年=240万円

3万円×12か月×10年=360万円

貯めて→買う、いいサイクルを作りましょう。

逆に、借りて→買う→返すサイクルになると、毎回、金利を払うことになります。

結婚式にローンはダメ

結婚式や新婚旅行にローンを使う人がいます。もし、お金をかけたいのであれば、しっかりと貯金をしましょう。

結婚式からローンに頼っているようでは、その後の暮らしが思いやられます。

家具家電はリボ払い、クルマは自動車ローン…となってしまいますよ。

貯金がないなら、ある分で、できることをすればいいだけです。

ムダな保険に入らない

社会人になると保険の勧誘にあうと思います。

「責任ある社会人なんだから…」「みんなはいってますよ」といわれると、そんなものかなと思ってしまいます。でも、これは営業トークです。新入社員は狙われていますよ(笑)

もちろん、必要な場合は保険に入ってもいいです。ただ、問題はその中身です。

ぼくがよく見るのは新入社員用のセット保険です。

病気やケガの入院に加えて、死亡時に2,000万円といった保障がついているものをよく見かけます。

保険料は毎月1万円ほど。このくらいならいいかなあと思うような金額です。

とはいえ、一般的に、独身で養う家族もいないのに、2,000万円といった高額の死亡保障は必要かな?とぼくは思ってしまいます。

保険を検討する場合は、ひとつひとつこれは何のための保障なのか確認しながら検討するようにしてください。

いろいろな保障がセットになった保険でなく、必要な保障だけついた単独の保険に入るという方法もあります。

病気とケガで入院や手術をしたときの医療保険、がんのときのがん保険といった感じです。

そして、結婚したり子どもが生まれたら、死亡保障を追加するという方法もあります。

保険は必要最低限にして貯金をしましょう。

困ったことは親に相談

困ったことがあったら親御さんに相談しましょう。社会人になったからといって遠慮したり、強がる必要はありません。

「ようやくこういう話が一緒にできるようになったかあ」と親御さんは喜んでくれるかもしれません。

もちろん、借金などお金のことで困ったことになったときも相談しましょう。

ピンチのとき親に頼るのは恥ずかしいことではありません。早いうちに助けを求めれば、何とかできる可能性も高まります。

手遅れにならないうちに相談しましょう。親御さんもそれを望んでいるはずです。カッコつけて、ひとりで解決しようとして傷口を広げないように。

逆に、お父さん、お母さんが高齢になったときはあなたがフォローしてあげてください。高齢者は狙われていますから。

・・・

とはいえ親のスネをかじるのは避けたいものです。つい、甘えたくなりますけどね(笑)

子どもが生まれると、いろいろ援助してくれるかもしれません。孫に買って上げたくなるかもしれません。

ご厚意はありがたく受けるとしても、あなたが親にねだるのは違うと思います。

・・・

長くなりましたので、続きは次回にします。次回は独身時代の貯金を中心にお話します。

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牛込伸幸

「お金のことを気にしないで暮らしていけたらなあ」こう思って家計の勉強を始めました。もちろん、ちゃんと管理してですよ(笑)
そして銀行で7年、保険代理店で3年働いた後、2009年からFP事務所を始めました。得意は住宅ローン、家計と保険の見直し。もちろん人生全体を見渡してトータルに考えるように心がけています。
趣味はジョギングとスーパー銭湯です。
【資格】日本FP協会CFP(R)・FP技能士1級

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