介護費用は平均580万円。その実態とは?

介護費用の平均は580万円 その実態とは?

おはようございます。群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナー(FP)牛込伸幸です。

今日も自分のできることを、たんたんとやっていきたいと思います^^

介護に備えていくら貯金するか?は老後資金を準備するとき、欠かせない要素のひとつです。

そこで今回は、平均データを参考に介護について考えてみます。

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介護費用の平均(総額約580万円)

生命保険文化センターの調査(2021年)によると、過去3年間に介護経験がある人の平均は以下の通りです↓

・一時的な費用:約74万円

・月々の費用:約8.3万円

・介護期間:約5年1か月

これをもとに計算すると、総額は約580万円になります。

74万円+8.3万円×61か月(5年1か月)=580.3万円

生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」/2021(令和3)年度↓
https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/1116.html

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介護費用の平均データの内訳

平均の内訳をみていきます。平均データをみるときは、多くの人にあてはまる平均なのか?が大事になります。

一時的にかかった費用(平均約74万円)

これは、トイレや玄関に手すりをつけたり、段差をなくすといった住宅リフォーム、介護用のベッドを買うなどの費用です。

15万円未満が最も多いですが、15~150万円にばらけています。

掛かった費用はない 15.8%
15万円未満 18.6%
15~25万円 7.7%
25~50万円 10.0%
50~100万円 9.5%
100~150万円 7.2%
150~200万円 1.5%
200万円以上 5.6%
不明 24.1%

月々の費用(平均8.3万円)

これは公的介護保険サービスの自己負担分やそのほかにかかった費用です。

これもばらつきが大きくなっています。15万円以上が最も多く、施設に入っているケースかと思われます。

払った費用はない 0.0%
1万円未満 4.3%
1~2.5万円 15.3%
2.5~5万円 12.3%
5~7.5万円 11.5%
7.5~10万円 4.9%
10~12.5万円 11.2%
12.5~15万円 4.1%
15万円以上 16.3%
不明 20.2%

介護期間(平均約5年1か月)

約半分が4年以上、10年以上も17.6%と高くなっています。

6か月未満 3.9%
6か月~1年 6.1%
1~2年 10.5%
2~3年 12.3%
3~4年 15.1%
4~10年 31.5%
10年以上 17.6%
不明 3.0%

・・・

以上3つのデータを見ると、多くのケースであてはまる金額や期間があるというほどではなく、全体的にばらけている印象です。

つまり「介護に備えて〇〇万円準備しておけば大丈夫!」という感じではありません。

教育費やマイホームであれば、プランによって、このくらいかかるという目安があるのですが。

この背景には、介護はケースによってかかる費用の違いが大きいことがあります。また、当然のことながら自分ではそれを選べないことがあります。

よくある介護のケース

自宅介護

自宅で介護をしてデイサービスを利用する程度なら、費用はそれほどかからないかもしれません。最初はこんなケースが多いようです。

でも、家族がつきっきりで介護しないといけない状態になると、家族の体力的な負担が増えます。

また、家族が仕事を辞めるなど経済的な負担が発生する場合もあります。

最近では親や祖父母の介護のために、十分な教育を受けられない学生が増えているそうです(ヤングケアラー)

施設入居

自宅での介護が難しくなると施設を検討します。

料金の安い公的な特別養護老人ホーム(特養)は原則要介護3以上と条件が厳しく、条件を満たしていても施設数の不足から入居待ちのケースが多くあります。

そうなると有料老人ホームサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)グループホームを検討することになります。当然、これらは結構な費用がかかります。

平均データを参考に準備スタート

ここまで介護費用の平均データをみてきました。

・一時的な費用:約74万円

・月々の費用:約8.3万円

・介護期間:約5年1か月

総額は約580万円でした。

先ほどもお話したように、これだけ準備すれば大丈夫という目安は得られませんでした。

でも、状況を把握することで「600万円くらいかかるんだな」と思って老後資金の準備を始めることができると思います。これが目標を持つことの意義ですね。

そして、それに向けて準備をしながら、状況によって計画を修正します。

よくわからないからと先送りしたり、「オレは絶対、介護状態にならない」と決め込んでいると、いざ介護が必要になったとき、対処しきれません。

でも、目安をもとに目標を決めて準備しておけば、ある程度の状況には対処できますし、軌道修正もしやすいものです。

今回は老後資金準備の一環として介護について考えてみました。

準備をしつつ、健康寿命を延ばせるように体を動かしていきたいと思います。

老後資金全体のお話はこの記事でお話しています↓

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今日のお話は以上です。最後まで読んでくださってありがとうございました。

牛込伸幸

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牛込伸幸

「お金のことを気にしないで暮らしていけたらなあ」こう思って家計の勉強を始めました。もちろん、ちゃんと管理してですよ(笑)
銀行で7年、保険代理店で3年働いた後、2009年からFP事務所を始めました。どんなご相談でもお客さまの人生全体を見渡してトータルに考えるように心がけています。
趣味はジョギングとスーパー銭湯です。
【資格】日本FP協会CFP(R)・FP技能士1級

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