全5回シリーズ「家を買いたい!と思ったら」をやっています。初回から読みたい方はこちらから↓
https://fpushi.com/archives/740
前回は、第3回「家は広告に出ている物件価格だけでは買えない。諸費用が必要」というお話でした↓
https://fpushi.com/archives/777
今回は、いよいよ家の予算(限度額)を出しますよ。これは、以下の3つの合計です↓
- 貯金
- 住宅ローン
- ご両親などからの援助や借入(もしあれば)
=家の予算(物件価格+諸費用)
では、ひとつずつ見ていきましょう。
貯金をいくらまで出すか?
家を買ったら貯金ゼロでは困ります(笑)。いくら残しておけばいいか?考えます。
もしものときの貯金
これは急に何かあったときのためのお金です。
車検が来たから…というレベルではなく、急に収入が減った、途絶えた、誰かが入院した…という不測の事態に対応するお金です。いわば自分保険的なお金。
目安は生活費の3~6か月分といわれます。
安定した収入のあるサラリーマンや共働きのご家庭は3か月分、そうでない場合は6か月分が目安。
生活費がよくわからない場合は、生活費3か月分で100万円、6か月分で200万円という感じでいいと思います。
ただ、これはあくまで目安です。自分が安心できる金額を設定してください。ぼくのように自分でやっている場合は(自営業や会社経営)、1年分という人もいます。
使う予定のある貯金
使う予定のあるお金も家を買うときのお金からは外します。例えば、クルマの買い替えや子どもの大学のための貯金。
来年、クルマを買い替える予定があるとしたら、使ってしまったらマズイですよね。
ただ、子どもの大学の教育費や老後資金など、10年以上先に使う予定のお金は、家を買った後に貯金して準備ができるなら、家のために使ってもいいと思います。
貯金計画の立て直し、修正ですね。
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まとめると、貯金のうち、家を買うために出せるお金は、貯金から「もしものときの貯金」と「使う予定のある貯金」を引いた残りの金額となります。
こう考えると、以前にもお話しましたが、30代など若いうちに家を買う場合、独身時代の貯金が重要です。
また、それ以降に買う場合も、コツコツ貯金する必要があります。
あなたが将来、家を買いたいと少しでも思っているなら、まずは貯金をスタート!ですね^^
ご両親などから援助がある場合は贈与税の特例をチェック
家を買うとき親御さんから援助があると助かりますね。このときいただいたお金には、一定の金額を超えると「贈与税」がかかる可能性があります。
ただ、親や祖父母等から受けた贈与(お金)で家を買う場合は、「贈与税の特例」(贈与税が安くなる。もしくはかからない)が使えるかも。
贈与税のかからない範囲で援助する親御さんが多いです。
政府の景気対策的な面があるので、この制度はよく変更になります。援助を受ける場合は調べてみてください。
「住宅 贈与」などで検索すれば出てきますし、不動産屋さんの営業の方が資料を持っていると思います。もちろん、税務署さんに電話で問い合わせしてもいいですね。
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今回は、予算を決める3つの項目のうち、
- 貯金
- ご両親などからの援助や借入
についてお話しました。長くなりましたので、住宅ローンについては次回お話します↓

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