おはようございます。群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナー(FP)牛込伸幸です。
今日も自分のできることを、たんたんとやっていきたいと思います^^
「家計見直しは固定費から」とよくいわれます。そこで今回は固定費を見直しやすい順番にご紹介します。
ひとつひとつチェックして、できることからやってみてください。家計がスッキリ、スリム化します。ムダがないっていいですよね。
固定費とは?なぜ固定費から?
まず固定費とは、家賃やスマホ、保険といった支出。ネットフリックスなどのサブスク(月額課金)も固定費です。
逆に、食費や日用品など、その都度、買う?買わない?どれを買う?と判断するものを変動費(やりくり費)といいます。
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家計を見直そうと思ったとき、まず思い浮かぶのは食費や日用品だと思います。
でも、こういった「やりくり費」を減らそうとすると、日々の暮らしが窮屈になります。
買い物の回数が多く、その都度、節約を意識させられます(おかずを一品減らそうかという感じ)
それに対して固定費は、必要以上に入っていた保険を見直す、全然行っていないジムをやめるなど、今の自分の暮らしにあわせて見直すものです。
支出する場面も少なく(多くは口座引き落とし)、一度見直せば効果は半永久的です。
例えば、スマホのプランを自分の使い方にあったものに見直せば、ずっとその料金を払えばいいわけですよね。
(逆は怖い。見直し前はずっと必要のない過剰なプランにお金を払っていた)
ということで、家計を見直したいと思ったとき、まずは、食費など変動費(やりくり費)ではなく、固定費からとなるわけです。
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まずはあなたができそうと思うことから始めてみてください。
支出を減らす、節約する、ケチるではなく、ムダをカットする、今の自分の暮らしに必要なものにお金をかけるという気持ちで取り組んでいきましょう。
では始めます。
サブスク(月額課金)
ネットフリックス、アマゾンプライム、Amazon KindleUnlimited(電子書籍)、オーディブル(書籍の音声)、dマガジン(雑誌)、アップルミュージックなど。
手頃な価格で動画や電子書籍、音声が楽しめます。
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ぼくはアマゾンのオーディブル(書籍の音声)を利用したことがあります。
読みたい本が何冊かあって登録しました(すべての本が音声化されているわけではない)
音声なので移動中や運動しながら聴けてすごく便利でした。
ただ、読みたい本を聴き終えると、そのまま使わなくなってしまいました。そして、気がつけば数か月。
今は読みたい(聴きたい)本があるときに登録して、それらを聴き終わったら解約するようにしています。
基準は、クレジットカードの明細を見たときに、
・今月は1冊以上利用したか?
・今聴きたい本はある?
です。両方ともなければ一旦、解約しています。
価格が手頃とはいえ、1年、数年単位で見るとかなりの支出になります。使っていないのに払い続ける状態は気持ち的にもよくありません。
スマホ
説明の必要はないかもしれません。自分の使い方にあわせたプラン、スマホ会社を選びます。
まだまだ手付かずの方も見かけますよ。思い切ってお店で見積りしてもらいましょう。
ぼくは通話はほとんどせず、外ではラインやメール、たまに検索するくらいしか使わないので(家ではWi-Fi)、格安スマホの安いプランにしています(長いことワイ・モバイルさん)
ワイ・モバイル↓
https://www.ymobile.jp/
インターネット回線
これも説明の必要はないですかね。過当競争の結果、どこも安いという感じでしょうか。
ただ、スマホなどほかのサービスとセットで使うと安くなる場合があります。
ぼくも年に1回くらいはチェックしています。
固定電話
固定電話はインターネット回線とセットで使える光電話にしている方も多いと思います。
ただ、それすら最近、必要ないのでは?と思うこともあります(かかってくるのは営業の電話ばかりだし…)
携帯電話の通信障害が起きたときに役立つかもしれませんが。
新聞
「新聞くらい取らないと」と思いますが、実際、読んでいるでしょうか。
ただ、読もうと思えば読める力、基礎知識は必要です。特に就職活動をする大学生は読んだ方がいいと思います。
ジム会費・習い事
最近、行ってないなあ、パッション(情熱)を感じないなあという状況なら、一旦退会でいいのではと思います。
子どもの塾や習い事と違って自分のことなら判断しやすいですね。
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ここまでは比較的やりやすい固定費の見直しでした。以下は少し重いですが、やると効果の高いものをご紹介します。
生命保険の見直し
2021年の生命保険文化センターの調査によると、生命保険(個人年金含む)に加入する世帯は89.8%、その保険料の平均は年間37.1万円(1か月あたり3.1万円)
約9割の世帯が入っていて、毎月約3万円の保険料を負担しているということです。
ここには個人年金や学資保険といった貯金を兼ねている保険も含まれているとはいえ、かなりの金額であることは間違いありません。
子育て世代では、掛け捨て保険で月に2万円前後の方が多いと感じます。
生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」↓
https://www.jili.or.jp/research/report/zenkokujittai.html
もちろん、必要な保険なら入っていいのですが、よくわからないからと保険会社の人に勧められるままに入っているケースもよくあります。
もし、
・入っている保険の内容がよくわからない
・今の保険が自分にあっているかわからない
という場合は、確認してみた方がいいと思います。
保険の内容ならコールセンターに電話すれば教えてくれます(一部、担当者からしか教えてくれない保険会社も)
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保険の見直しは、スマホに比べると、難しく感じるかもしれません。でも、必要以上の保険に入っている場合は、思った以上の節約効果があるかもしれません。
【死亡保障を減らせるよくある例】
・住宅ローンの団信保険に入った(住宅ローンを借りると通常入ります)
・妻(夫)が仕事を始めた
・子どもが独立した
・定年退職した
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逆に、保障が不足している場合もあります。子どもが生まれて、妻が退職したのに、夫は独身時代に入った医療保険だけというケースも。
国の遺族年金の制度があるとはいえ、掛け捨ての死亡保障を検討した方がいいでしょう。奥さんが心配しているのに、夫が入ってくれないというご相談を受けますよ。
今の自分にあった保険に入っていると、保険に対する充実感、安心感も増えるというものです。
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また、必要な保障は変化します。家族構成や年齢、働き方、社会保険制度の変更など。
ですから年に一度はチェックしたいところです。
詳しく知りたい方はこの記事を参考にしてください。これを読むと保険会社の方の説明もよくわかります。保険は自分で納得して入りたいですね↓
子どもの塾や習い事
先ほど自分のジムや習い事は見直しやすいという話をしました。でも、これが子どものものとなると、そうもいきません(特に学習塾系)
とはいえ、子どものやる気がなさすぎる、効果がないと感じるなら、見直した方がいいとぼくは考えます。
子どもと相談して、やっぱり続けるとなればそれはそれで成功ですし、塾や家庭教師を変えてもいいですし、自分で勉強すると決意してもいいですし、辞めてみてやっぱり戻りたいとなれば戻ればいいだけです(ちょっと恥ずかしいけれど、覚悟が決まる)
勉強法や子どもへの声掛けについては、ぼくの別のブログに書いています↓
住居費(家賃・住宅ローン)
賃貸住まいなら、更新のタイミングなどに思い切って引っ越しすると、かなりのコストダウンが期待できます。
家賃や住宅ローンの目安は手取り月収の25%までが目安といわれます。
手取りとは、社会保険料や税金を引かれて、実際に自分の銀行口座に振り込まれる金額です。
手取り月収が家族であわせて30万円なら、毎月の家賃は75,000万円以内です。
30万円×0.25=75,000円
これを超えると家計を圧迫します。30%を超えるとかなり苦しい(9万円)
都会の家賃は高いので無理な場合もありますが、目安を超えているという意識を持って、できるだけ抑えるようにしたいことろです。
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住宅ローンを見直す場合、「借り換え」という方法があります。これはA銀行からB銀行に変えるというものです(繰り上げ返済は利用している銀行に追加で返すこと)
かつて金利が高い時期に借りた長期固定の住宅ローンを変動金利で借り換えるという方法が流行りました。
でも、今は長期固定金利も低いので、変動金利や短期の固定金利に借り換えても思ったほどのメリットは出ないと思います。
また、長期の固定金利から変動金利に変えるということは、今後の金利上昇リスクを新たに抱えることを意味します。
住宅ローンは借り換えても残高は減りません。やはり住宅ローンは借りるときが大事といえます。
住宅ローンはいくらまで借りて大丈夫か?知りたい方はこちらの記事で↓
今回は家計見直しは固定費からというお話でした。
ぜひやりやすいものからチャレンジしてみてくださいね。
家計見直しの手順はこの記事で↓
今日のお話は以上です。最後まで読んでくださってありがとうございました。
牛込伸幸
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