おはようございます。群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナー(FP)牛込伸幸です。
今日も自分のできることを、たんたんとやっていきたいと思います^^
2022年12月21日、日銀が実質的な利上げに動きました(0.25→0.5%)
すぐに住宅ローンの金利が急上昇するとは思いません。
ただ、変動金利や短期の固定金利を選んでいる場合は、今後の動向が気になるところです。
そんな状況で今できることは、金利が上がっても大丈夫な家計をつくることだと思います。
方法は2つあります。
1つは金利が上がったと思って、それを元に暮らすこと。
当初5,000万円・期間35年・0.5%・ボーナス払いなし・元利均等返済で借りた場合、毎月の返済額は129,792円。
もし借りてから5年後に1.0%に上がった場合、毎月の返済額は139,531円(9,739円増)
2.0%で160,346 円(30,554円増)
3.0%で182,897 円(53,105円増)
例えば2%に上がったと考えて実践すると毎月の返済額は160,346 円。まだ金利は上がっていなくても、160,346円になったと思って暮らします。
こうしておけば実際に金利が上がったときにも対処できます。
実際の返済額139,531円との差額の約3万円は繰上返済に回すといいですね(教育費やクルマでも)
上記のシミュレーションはここでできます(金融広報中央委員会さんサイト)↓
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/sikin/menu/s_kariire.html
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もうひとつは金利変更です。変動や短期の固定金利から長期固定や全期間固定への変更を検討し始めるのも選択肢のひとつです。
ただ、この2つの方法は、変動や短期の固定を選ぶなら、今だからでなく、いつでも考えておくべきことです。
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今回は既に住宅ローンを組んでいる方が今、考えておきたいことをお話しました。
これからマイホームを購入しようとしている方にも予習的になると思います。
いうまでもなく住宅ローンは借りるときにほとんど決まります。借りた後にできることは限られています。
固定金利から変動金利に切り替えて毎月の返済額を下げることができても、これは新たに今後の金利上昇リスクを抱えることになります。
(今は金利差が小さいのでたいして下がりません)
返済期間を延ばすことができたとしても(通常、銀行の再審査が必要)、利息を含む総支払額は増えてしまいます。
これからマイホームの購入を考えている方は、無理のない範囲で購入することを考えたいですね。
PS.
一般的な変動金利は半年に一度、金利の見直しがありますが、返済額がすぐに変わるわけではありません。詳しくはこの記事で↓
【連載】無理のない住宅ローンの組み方↓
今日のお話は以上です。最後まで読んでくださってありがとうございました。
牛込伸幸
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