毎月いくら貯金するか?はライフプランから逆算して決める

「毎月、月収の10%つみたてしましょう」

マネー雑誌やサイトを見るとよくこんなことが書かれています。

もちろんこれは、貯金を始めるキッカケとしてはすごくいいと思います。

「手取りが25万円だから毎月25,000円だな」と具体的で始めやすい。

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でも、しばらくすると「これで足りるの?」と不安になってきます。

クルマの買い替え、家の頭金、子どもの教育費、老後資金など、人によってかかるお金は違います。

これで足りる人もいれば、足りない人もいます。

貯金の習慣ができたら、今度は自分のライフプランから逆算した貯金計画にステップアップしましょう。

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10年ごとにクルマを買い替えるには毎月いくら貯金したらいい?

例えば、10年ごとに300万円のクルマを買い替えるなら、毎月25,000円つみたてすればいいことになります。

300万円÷10年÷12か月=25,000円

これがライフプランから逆算した貯金計画です。

毎月だけでは厳しい場合は、ボーナスと組み合わせてもOK。

クルマに限らず「何年後にいくら?」と目標を決めれば、あとはこの計算式に入れるだけです。

でも、貯金の目的はひとつではありませんよね。

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家・教育費・老後資金など複数の目標を実現するには優先順位が大事

あなたのライフプラン(人生設計)には複数の貯金の目標があると思います。

クルマ、家、子どもの大学の教育費、老後資金など。

これを単純に先ほどのように計算すると、毎月のつみたて額がとんでもない金額になってしまいます。

例えば、よくあるプランでも、

  • クルマ:10年後に300万円→毎月25,000円
  • 長男の大学の教育費:15年後に500万円→毎月約28,000円
  • 長女の大学の教育費:17年後に500万円→毎月約25,000円
  • 老後資金:30年後に2,000万円→毎月約55,000円

合計で毎月約133,000円

お子さんがまだ小さいご家庭で毎月13万円ものつみたてをするのは現実的ではありません。

 

こんなときは貯金に優先順位をつけます。

クルマは10年ごとに買い替えるからコンスタントにつみたて。

そして、教育費の準備を優先して、それにメドがついてから老後資金の準備に入る。

こんな感じです。

子どもが社会人になると家計が急に楽になります。そこで気を緩めずに老後資金を貯めます。

・・・

また、お子さんが小さいうちはママさんが働けないかもしれません。

でも、小学校に入学すると仕事を再開する方が増えてきます。

それまでは児童手当で教育費の貯金をして、仕事を始めたら追い上げるという方法もあります。

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ポイントは人生全体を見渡して貯金計画をつくるということです。

クルマを買う直前や子どもが大学生のときは家計が極端に苦しいということがないようにバランスを取っていきます。

こういった計画をつくりそれを実行することで「これを続ければ必要なときに必要なお金が貯まる」という安心感を持つことができます。

もし、理想とする貯金ができなくても、そことの距離を把握しながら貯金をする方法を考えたり、ライフプランを修正したりすることもできます。

・・・

 

今回はライフプランを実現するための貯金計画のつくり方についてお話しました。

さっそく今いくら貯金があるか?確認したうえで、「いつまでにいくら」という貯金の目標を書き出すことから始めてみてください。

「収入の10%」といった貯金法とは次元の違うつみたてができますよ。

今日のお話は以上です。最後まで読んでくださってありがとうございました。

牛込伸幸

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牛込伸幸

「お金のことを気にしないで暮らしていけたらなあ」こう思って家計の勉強を始めました。もちろん、ちゃんと管理してですよ(笑)
銀行で7年、保険代理店で3年働いた後、2009年からFP事務所を始めました。どんなご相談でもお客さまの人生全体を見渡してトータルに考えるように心がけています。
趣味はジョギングとスーパー銭湯です。
【資格】日本FP協会CFP(R)・FP技能士1級

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