ぼくが小学生の頃、近所で火事がありました。
幸いケガ人は出ませんでしたが、知っている方の家だったので、ご家族はこれからどうやって暮らしていくんだろう?と本気で心配になりました。
でも、親から「保険が出るから大丈夫だよ」と聞いて、心底ほっとしたことを覚えています。
そのとき保険の存在を初めて知りました。考えた人、天才って思いましたよ。
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保険の得意分野は、めったに起こらないけれど、万一起こると莫大なお金がかかるところです。
多くの人が少しずつお金を出し合い、それが起きてしまった人がお金を受け取る。何もなかったら「よかったね!」でおしまい。これが保険の基本中の基本、本質です。
自動車保険や火災保険がその典型的な例だと思います。
あとは子どもを持つ働き盛りのお父さん、お母さんの高額な掛け捨ての生命保険(死亡保障)も保険の得意分野だと思います。
一方、保険でなくて貯金でもいいんじゃない?と思うような保険もあります。
たまに起きることはある。でも、もし起きてしまっても、それほど大きなお金がかかるわけではない。こんな分野です。
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この分野でぼくが思い浮かべるのはスマホの保険です。
もし壊れてしまっても自分のお金で対応できなくはありません。でも、毎月数百円払えば、スマホを落として液晶を割ってしまったとき、残念な気持ちにならずにすみます。
こんなことを書いているぼくも、実は初めてスマホを買ったとき、この保険に入りましたよ(笑)。そして、半年ほどたったとき、気が済んだのかこの保険を外しました。
でも、外すときも迷いました。今まで保険に入っておいて、解約してすぐに壊しちゃったらやだなあ…と。
保険を損得勘定で考えてしまっているんですね。ぼくは、損得勘定が顔を出したら、その保険はできるだけ避けるようにしています。
万一起きてしまったら、保険じゃなきゃムリ!というものに保険は限定したいと思っています。もちろん、完全にはできていませんが(笑)
このように何でも保険で対応しようとすると保険料が暮らしを圧迫します。いわゆる「保険貧乏」です。
今回は保険の得意分野についてお話しました。
小手先のテクニックやノウハウより、まずはこういった基本が大切です。いろいろなことに応用できますからね。
今日のお話は以上です。最後まで読んでくださってありがとうございました。
牛込伸幸
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