※この記事は子どもが小学生のときに書いたものです。ただ、考え方は中高生も同じですよ。
「パパ~ジュース買って~」
休日は子どもたちと近所の公園によく行きます。少し遊び疲れると、決まってこのセリフです(笑)
たまにならいいのですが、そうちょくちょくでは困りますよね。子どもたちも、そう簡単に引き下がりません。
そこでおこづかい制にすることにしました。ぼくも楽になるし、子どもたちにもいい経験になる。
長女・小1、次女・年少の終わり頃です。
1か月のおこづかいを決めました
週末にジュースかアイスを1つ買えるイメージで、おこづかいは1か月500円にしました。
やりくりを覚えて欲しいので、おこづかいは1か月に1回。
まだお金の使い方に差がないので、長女も次女も同じ500円にしました。そして、お財布も自分の好きなものを選んでもらいました。
子どもたちにこう話しました。
「今度から、1か月に1回、おこづかいを500円渡すよ。これで自分の好きなものを買っていいよ。
公園に遊びに行ったときや、スーパーで何か買いたくなったら、このお金で買ってね。
でも、公園やスーパーでお父さんやお母さんにおねだりしないでね。自分のおこづかいで買うんだよ。
もし、全部使ってしまったら、次のおこづかいまで何も買えないよ。よく考えて、大切にお金を使ってね」
こうしておこづかい制はスタートしました。
ただ、ぼくの話など、子どもたちは全然、聞いていません(笑)。お金をもらえること自体がうれしくて仕方ない様子でした。
ぼくも、だめならやめればいいや、くらいの気持ちでした。
子どもに任せることにしました
「自分のお金を使う」行為そのものが楽しいらしく、子どもたちはどんどんお買い物をしていきました。
次女(当時年少)は、ぼく(パパ)にアイスをおごってくれるほど(笑)
そして、月の半ばでお財布が空っぽになりました。
・・・
「パパ~ジュース買って~」
案の定、子どもたちがおねだりしてきました。
ここからが勝負です。
「今月はもう終わりだよ。来月のおこづかいまで待とうね」
おねだりされるたびに、怒るでもなく、たんたんといい続けました。こんくらべです(笑)
・・・
最初はいろいろと口を出したくなるものです。
でも、おこづかいを渡したら、ちょっとしたアドバイス程度はしますが、使い道とペースは子どもに任せて見守ることにしました。
長い目で見ると、これが良かったようです。
パパ&ママが楽になりました
「パパ~アイス食べた~い」
「自分のお金で買えば~?(ニコッ)。あと、いくらあるの?」
「もう、ないよ」
「じゃあ、買えないね~(笑)」
これでおしまいです。
・・・
最初は、すぐに使ってしまうことが多かったのですが、半年ほどすると、ペースがつかめてきました。
もし、お財布のお金がなくなっても、おねだりしなくなりました。
交渉の余地がないことを理解しているようです(笑)
PS.
うまくいかない場合、週に1回おこづかいを渡すのもいいと思います。
貯金箱を作りました
おばあちゃんに、子どもたちがおこづかいを1,000円いただきました。
それをそのままお財布に入れたので、その月はいくらお金を使ってもお金がなくなりません。
いわゆるバブルですね(笑)。そこで、貯金箱を作ることに。
貯金箱は臨時でいただいたおこづかいや、月末に残ったお金を入れることにしました。
こうすることで、月の初めには、お財布に1か月のおこづかい500円が入った状態でスタートできます。
お誕生日やクリスマスはボーナス
アニメ番組のCMでやっているおもちゃを欲しがることがあります(いやいや、ちょくちょくです・笑)
金額にして数千円でしょうか。
こんな場合は「お誕生日に買ってね」とか「サンタさんにお願いしてね」と話しています。
その結果、テレビを見ては「今度のお誕生日はこれにする!」というようになりました(毎週のように、買いたいものが変わりますが・笑)
子どもにとってはボーナスですね。
・・・
そして、こんな使い分けができるようになってきました。
- アイス、ジュース、お菓子などはおこづかい(お財布)
- シールやお手紙セットなど、ちょっとしたものは貯金箱
- 特別なものは、お誕生日やクリスマス
ただ、おこづかいでお手紙セットを買おうとしたとき「それは貯金箱のお金でいいんじゃない?」と多少のアドバイスはしました。
最終判断は子どもに任せるとして。「今月はおこづかいが余っているから大丈夫」といった感じで自分で調整していました。
お年玉をいただいたので通帳を作りました
お正月に、子どもたちがお年玉をいただきました。
これを機会に子どもの通帳を作りました。
何か1つ買って、その残りは貯金することにしました。
「なにか欲しいものができたときのために、ここにお金を貯めておこうね」と目的を話しました。
今のところ、大きなお金を使うことはないので、お金を貯めて何かを買うイメージを持って欲しかったからです。
子どもは親の背中を見て育つ
「パパ、コーヒー好きだね」
子どもたちが公園で遊んでいるときぼくはよく自販機で缶コーヒーを買って飲んでました。子どもにこんなことを言われて、
「いかん、いかん、子どもがマネする」
と思って水筒にコーヒーを淹れて持って行くようにしました(こっちの方がおいしいし)
子どもって親のやることをよく見ているものです。
「今日はめんどくさいから何か食べに行こうか…」
みたいなことはできるだけしないようにしています。
子どものおかげでムダづかいが減ったかも!?
おじいちゃん、おばあちゃんが甘くて困ります!?
「おじいちゃんとおばあちゃんが甘くて困ります」
家計のご相談をお受けしていると、こんなお話になることがあります。
孫はかわいいですからね。
でも、ぼくは、おじいちゃんとおばあちゃんのご好意は、ありがたく頂戴することにしています。
こんなときくらい、いいかなあと。
・・・
子どもたちにはこう話しています。
「おじいちゃんとおばあちゃんの家は特別だよ。おばあちゃんは、よくアイスやジュースを買ってくれるでしょ?
でも、お父さんが子どもの頃、おばあちゃん(ぼくの母)は、全然、買ってくれなかったよ。ジュース買って~というと牛乳飲みな。だったよ」
こういうと、ニヤニヤしながら、へえ~という顔をして聞いています。
違いを明確に伝えると、子どもたちも切り替えができるようです。
おじいちゃん、おばあちゃんの家は「夢の国」って感じ。あまり窮屈なのも、どうかと思います。
無理せず試行錯誤しながら続けています
以上、わが家の子どもたちがおこづかい制を始めた経緯とその過程でした。
心掛けているのは無理をしないこと。
わが家は、長女・小1、次女・年少の終わりにおこづかい制を始めました。でも、それまでに、何度か挫折しています(笑)
そんなときは、まだ早かったんだ、今は必要ないとあっさりやめました。
おこづかい帳を試したこともありますが、長続きしません。今は、おこづかいの範囲でやりくりする練習ができているので、いいかなと考えています。
必要になったら自分でやると思います。そのときにサポートしてあげれば十分だと思います。
PS.
このお金の管理の方法は、大人が家計を管理するときと基本は同じです。毎月のお給料で日々の生活費をやりくり、ボーナスでちょっと大きいものを買い、貯金してクルマや家を買う。
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