クレジットカードを使うと支出が23%増える!衝動買いを防ぐ方法

ぼくは買い物をできるだけクレジットカードでしようとしていた時期がありました。現金を引き出さなくていい、記録も残る、さらにポイントも貯まるという感じで。

最初は公共料金や保険料の支払いなど口座引き落し分をクレジットカードに変更しました。

慣れてくるとスーパーやホームセンターなど日頃の買い物もクレジットカードでするようになりました。

「予算を決めて使えば問題ないでしょ」と思っていました。でも、この方法はうまく行きませんでした。

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現金とクレジットカードの違い

現金なら今月使っていいお金をお財布に入れて、その残高を眺めながらやりくりできます。

でも、クレジットカードでスーパーなど日頃の買い物をすると、今までにいくら使ったか?あといくら使えるか?を自分で計算する必要があります。

だんだんやらなくなる(笑)

スーパーの買い物なんて毎回同じようにやっているんだから…と適当にクレジットカードを使っていました。

でも、毎月の明細を見ると、毎月少しずつ利用額が増えていることに気づきました。

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クレジットカードを使うと支出が23%が増える

「お金のシークレット」デビッド・クルーガー(三笠書房)に興味深い調査結果が載っていました。行動経済学という経済学と心理学を組み合わせたような分野の本です。

その調査結果とは「クレジットカードを使うと現金を使うときと比べて支出が平均23%増加した」というものです。

ぼくの経験でも23%かどうかは別として増えているなあと感じました。しかも、じわじわと。

最初は警戒していても、だんだんと気持ちが緩んでしまうんでしょうね。ここが怖いところ。

Bitly

スーパーで買い物しているときの心理

スーパーへ行ったとき、ぼくは今週の予算はいくらと決めて1週間分のまとめ買いをしています。

現金で払うとき、お財布には予算分しかお金を入れていないので、そのなかでやりくりするように自然と工夫します。レジでオーバーしたら恥ずかしいので(笑)

でも、これがクレジットカードだと、予算に収めようと考えるものの越えても払えてしまうので、予算内に収めよう!という気持ちが無意識レベルで緩みます。

そして、予算を超えることにも慣れてきます。こうなるともう予算なんてあってないようなものです。

・・・

また、現金で管理するなら、毎月の予算も決めているので、今月は使いすぎてるなと思えば、人が本来備えている「自動調整機能」が働きます。

「今週は使いすぎてしまったから、来週は立て直そう、抑えよう」という感じ。体重計に乗ったらちょっと増えていたので、気をつけようというのと同じです。

でも、クレジットカードの場合、頭では調整しないと!と思うものの、お札を出すというリアルな体験、臨場感、痛みを伴わないので、ここが雑になります。

食費や日用品でもこうですから、自分の欲しいものをクレジットカードで買っていたら(特にアマゾンや楽天といった通販サイト)、もうどうなるかわかりません。

クレジットカード禁止!?

ぼくとしては、公共料金など口座引き落し分をクレジットカードで払うのはいいとして(口座から引き落しされるのと同じですよね)、食費や日用品など日頃の買い物でクレジットカードを使うのはやめた方がいいと思います。

ポイントは貯まるかもしれませんが、その分(それ以上に?)支出が増えてしまいます。

特にあなたが毎月の赤字を解消したい!という段階にあるのなら、日頃の買い物でクレジットカードを使うのは禁止した方がいいです。

ネット通販でクレジットカードを使うとき

とはいえ、現代社会で暮らすには、ネット通販などクレジットカードがないと不便なこともあります。そこでぼくはこんな方法を使っています。

この方法は面倒くさいことが逆に衝動買いのいい歯止めになります。このくらい徹底しないと、クレジットカードという便利な道具にやられちゃう!?

【クレジットカードを使う方法】

  • クレジットカード専用の封筒を作る
  • 買うものが決まったらお財布から現金を出して封筒に入れる
  • 【購入ボタン】を押す
  • 利用明細をチェックして引き落し口座に入金する

封筒に買ったものと金額をメモしておくといいですね(例:アマゾン・本・1500円)。小銭を準備するのが大変なので清算は100円単位でいいと思います。

ぼくは文庫本サイズのノートに記入しています。パソコン近くの本棚に置いてあるので記入しやすい(意外とこういうことが大事)↓

今回はクレジットカードとのつきあい方でした。

クレジットカードは衝動買いの宝庫、原産地みたいなものです。ご注意くださいね。いつもニコニコ現金払いが最高です。お財布にあるお金、口座の残高を見ながらやりくりしていきましょう。

PS.
〇〇ペイといった電子決済を使う場合、今月(または今週)使っていい分をチャージすれば、お財布で現金を管理するのと同じように使えます(残高がひと目でわかる)。ただ、クレジットカードとつながないようにしてくださいね。

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牛込伸幸

「お金のことを気にしないで暮らしていけたらなあ」こう思って家計の勉強を始めました。もちろん、ちゃんと管理してですよ(笑)
銀行で7年、保険代理店で3年働いた後、2009年からFP事務所を始めました。どんなご相談でもお客さまの人生全体を見渡してトータルに考えるように心がけています。
趣味はジョギングとスーパー銭湯です。
【資格】日本FP協会CFP(R)・FP技能士1級

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