家計簿や家計簿アプリを「つけただけで満足」してしまう

最近は便利な家計簿アプリがありますよね。

入力すると瞬時にきれいなグラフを作ってくれたり、銀行の口座やクレジットカードと連携していたり。

でも、「つけただけで満足」してしまう方も多いようです(ぼくも経験済み・笑)

・・・

手書きの家計簿でもアプリでも、つけるには一定の手間と時間がかかります。

だから、できあがると満足してしまうんですね。ある種、作品ですから。

そうすると、そんな家計簿を眺めながら、

「うちは食費が多いからなあ。子どもが育ち盛りだからなあ」

「テイクアウトが多すぎた」

「週末にチョコチョコ使い過ぎなんだよなあ」

と評論家さんみたいになってしまって、肝心の家計の見直し、最初の一歩が切れないんですね。

家計簿をつけて満足してしまう。そこでエネルギー切れ。

これ、ぼくも経験がありますよ(笑)

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家計で大事な3つの数字

ぼくは仕事上、お客さまの家計簿を見る機会がたくさんあります。

そのときによく質問させていただくのは「家計全体のお金の流れ」です。

・毎月の収入がいくら?

・支出がいくら?

・そしてその結果、いくら貯金ができる?

この3つ。

・・・

ご自分でつけた家計簿を見ながらお答えいただくのですが、細かいことは把握していても、意外とここを意識していない方が多いです。

結局、家計の管理とは、

・収入の範囲でやりくりできているか?

・将来、必要な貯金ができているか?

・・・

また、家計簿はどうしても記入漏れ入力漏れがあるものです。多すぎると家計を把握できません。

家計簿では毎月3万円の黒字になっているのに、銀行口座の残高を見るとそんなに増えてない

もしくは、少しずつ減っているというケースもよくあります。

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今月の支出を一発で計算する方法

とはいえ、家計簿をつけるという行動ができているのはすばらしいです。

あとはこれを生かすということですね。

先ほどお話した家計全体のお金の流れは、銀行の通帳を見ればカンタンに計算できます。

その方法をご紹介しますね。

今月はいくら貯金できたか計算する方法

月末残高を比べれば、今月はいくら貯金ができたか?一発でわかります。

3月末の残高が30万円

4月末が35万円なら、

4月は5万円の黒字ということです(逆に4月末が25万円なら5万円の赤字)

これを毎月記録するのは家計を意識するうえですごくいいことです。

今月の支出を計算する方法

さらに、いくら支出したか?知りたい場合は、これに収入を加えて計算します。

例えば、3月末の残高が50万円で、

4月の収入が30万円

4月末の残高が55万円なら、

4月は25万円使ったことがわかります。

イメージしにくいので、以下の計算式を見てください↓

50万円+30万円-55万円=25万円

3月末残高+4月収入-4月末残高=4月支出

家計簿と比べる

家計簿をつけているなら、計算で出した支出25万円と、家計簿に記録した支出を比べれば記入漏れがわかります(使途不明金

ですから、日頃は家計簿をつけて、月末に先ほどのように銀行口座を見て計算する。これを併用するといいと思います。

・・・

ただ、家計簿をつけるのが大変、どうしてもつけ漏れが出てしまうという方は、ぼくの家計簿を使わない方法がおすすめです(ぼくもこの方法でやっています)

ぼくらは会社の経理さんではありません。家計がうまく回ればいいわけです。必要最低限のことをできるだけ少ない手間で把握したいと思ってたどり着いた方法です。

詳しくはこの記事を参考にしてください↓
https://fpushi.com/archives/336

今回は「家計簿をつけただけで満足してしまう」というお話でした。

今日のお話は以上です。最後まで読んでくださってありがとうございました。

牛込伸幸

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牛込伸幸

「お金のことを気にしないで暮らしていけたらなあ」こう思って家計の勉強を始めました。もちろん、ちゃんと管理してですよ(笑)
銀行で7年、保険代理店で3年働いた後、2009年からFP事務所を始めました。どんなご相談でもお客さまの人生全体を見渡してトータルに考えるように心がけています。
趣味はジョギングとスーパー銭湯です。
【資格】日本FP協会CFP(R)・FP技能士1級

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