おはようございます。群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナー(FP)牛込伸幸です。
今日も自分のできることを、たんたんとやっていきたいと思います^^
新社会人が知っておきたいお金の基本についてシリーズでお伝えしています。
学校では教えてくれない家計の知識をゼロからお話しています。
もちろん、新社会人に限らず家計の基本について学びたい方にも役立ちますよ^^
今回のテーマは自己投資です。
社会人になっても勉強して自分を磨いていく必要があります。
とはいえ、学生時代のようなペーパーテスト的な勉強をするということではありません。
仕事で必要な知識やスキルを身につけるということです。例えば、
・英語が必要なら英文を読んだりメールを書いたり会話したりといった練習
・資料を作ってプレゼンする必要があれば、パソコンや人にわかりやすく説明する勉強
・取り引き先の決算状況を把握する必要があれば決算書を読むの勉強
・銀行で住宅ローンの担当になったら不動産の勉強(これ、ぼくがやったこと)
といった感じです。
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もちろん会社で仕事をしていれば最低限のことは身につくのかもしれません。
でも、その分野の本を読んだりと自分でプラス・アルファの勉強をすることで、より体系的に深く学ぶことができて、仕事に深みが出ます。
こうすることで仕事も楽しくなりますし、頼りにされる存在になります。
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また、今は副業を認める会社も増えてきました。
自分が興味があることを勉強したり経験したりすることで、こうしたセカンドキャリアを持つキッカケになるかもしれません。
では、始めます。
普通、こういった話をすると、その先には私のスクールに入りませんか?といった宣伝に入っていきます。
でも、ここはお金の勉強をする場ですので、その逆で、お金を適切に使いながら学ぶことを考えていきたいと思います。
後半はぼくの自己投資の体験談(失敗例?)をお話しています。
お金をかけずにできないか?
新しいことを学ぶとき、いきなり10万円、20万円とお金を払ってスクールに入る人がいます。
お金に余裕があるならいいですが、新社会人にはそんな余裕はないと思います。
こういったタイプの人は貯金がないか、クレジットカードのボーナス払いにしているか、下手するとローンを組んでいたりします。
でも、新しいことを学ぶとき、まずは「お金をかけずにできないか?」と考えてみるといいと思います。
今は無料のサイトや動画もたくさんあります。いい本もたくさん出ています(本レベルの支出はOK)
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そして、ある程度やって興味が続き、ひとりでやるには限界を感じたときにはじめて先生を探せばいいと思います。
ゼロから先生に習うと時間とお金がかかります。
ひとりでできることは自分で学んでしまって、その先を質問できると効率的です。
効率的というより熱意が違います。
先生だって熱心な人、教えてたことを実践してくれる人にはより一生懸命教えたくなるものです。
資格は必要か?資格マニアに注意
自己投資というと資格を取ることばかりをイメージしている人がいます。
でも、資格を持っているだけで、就職や転職が有利になることは少ないです。
英検準1級やTOEICのハイスコアを持っていても話せない人は大勢います。これでは実務に生かせません。
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ぼくは学生時代にFPで独立したいと思って初級資格を取りました(AFPといいます)
そして、銀行で働きながら上級資格(CFP)を取りました。
ただ、その資格を取ったからといって独立できるわけでなく、お客さんを集めないとダメだと気づきました(遅いよ・笑)
そして、ブログやメルマガを使ってお客さんを集めることができるようになってから、ようやく独立することができました。
集客やマーケティングの勉強をかなりしました。
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今にして思うのは、FPの上級資格(CFP)まで取る必要があったのか?ということです。
銀行と保険代理店で実務経験はできていたので、ブログなどのマーケティングを学んで、さっさと独立してしまってもよかったなと。
必要なことはその都度、調べればいい話です。
そもそも、ぼくがお伝えしたい家計のお話は細かい税金や社会保険の知識ではなく、いかにお金のことを気にしないで、手間をかけることなくシンプルに家計を管理するかです。
また、そのための心の持ち方をお伝えすることです。
お客さんに質問されるのも、どうやって家計を管理したらいいか?貯金ができるようになるか?住宅ローンはいくらまで借りて大丈夫か?子どもの大学の教育費はいくらかかるか、また、どうやって準備したらいいか?といったお話です。
こういったことは、人によって違うところでもあるので、資格の勉強でやることとはかなり違います。
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でも、当時は難しい資格を持っていないと独立できないと思っていました。
実際は知ってもらうことが大事で、マーケティングの方が断然、大事でした。
いくら腕のいい料理人さんでも、山奥で誰にも知らせずにお店をやっていたらお客さんは集まりませんよね。
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ぼくが資格を取ろうと思ったのは、どうせ勉強するなら資格も取った方が効率がいいと思ったからというのもあります。
でも、実務なら覚えていないことは資料を見ればいいだけの話ですが、資格を取るとなるとそれをテストで答えられるように暗記する必要があります。
この差はすごく大きく、すごく時間を要します。
そうしている間にさっさと実務をやった方がいいと今は思っています。
その後、年金の知識を深めたいと思って社会保険労務士の資格を勉強しようかな?と思ったこともあるのですが、このときの経験からやめました。
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ぼくは独立してから家庭教師もしているのですが、こちらはたいした資格は持っていません。
学生時代に家庭教師をやっていて、やりがいがあったのでまた始めました。
最初は勉強が苦手な中学生に英語を教えていました。英語は興味があって勉強し続けていたからです。
でも、その生徒さんから数学や理科などの質問を受けて、調べて答えているうちに、全教科教えられるようになりました。
さらに、その生徒さんのご家庭から高校生になっても継続してほしいとご依頼いただいて、何とか対応しているうちに、大学受験の生徒さんも担当できるようになりました(大学受験は英語と現代文、小論文だけです)
また、家庭教師は勉強を教えるより、生徒さんのモチベーションを高めたり、効率的な勉強法をアドバイスすることの方が大事だったりします。
そのため心理学や脳科学の勉強もかなりやっています。
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このように社会人になってからの勉強は、目の前の課題を解決することが有効だしやる気も保ちやすいと思います。
そうやっているうちに自分の高めたい分野が見えてきます。
ぼくはお客さんを集めることを通じてマーケティングを、家庭教師をすることで心理学や脳科学の楽しさを知りました。
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だいぶ脱線していまいましたが(笑)、今回は自己投資についてお話しました。
お金をかければいいってものでない。資格マニアにならないように、ということでした。
自己投資へのお金の使い方は、手取り収入の1割を貯金できる程度に、となります。その話はこの記事でしています↓
今日のお話は以上です。最後まで読んでくださってありがとうございました。
牛込伸幸
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