これは主婦の方に多いのですが、自分のお小遣いを設定していないケースをよく見かけます。家計のことを思ってのことでしょう。もしくは、そもそもこういう発想がなかったのかもしれません。
いづれにしても、自分のことにお金を使わないのは不可能です。スイーツを買ったり、雑誌を買ったり、お友だちとランチに行ったり…
こうなると、家のお財布から「遠慮がちに」自分の欲しいものを買う感じになってしまいます。
であれば、パパや子どもと同じように、自分のお小遣いを設定して、「気持ちよく」自分のほしいもの、やりたいことにお金を使った方がいいと思います。
また、こうすることで家計の状況も把握できます。
なかには「遠慮がちに…」といいながら、記録してみたら結構な金額を使っていた!ということもあります(パパより全然多い!?)。
人は枠を決めないとズルズルと使ってしまうものです。
「必要なもの」と「欲しいもの」
家計の管理に「必要なもの」「欲しいもの」という考え方があります。
必要なものとは、生活に必要なもの。極端にいえば、ないと暮らしていけないもの。朝・昼・晩のごはんやシャンプーなどの生活必需品などなど。
欲しいものとは、なくても生きていけるけど、あると暮らしが潤うもの。
お買い物をするとき「これは必要なものかな?欲しいものかな?」ちょっと考えてみてください。
こうするとお金の使い方が整います。
そして、「欲しいもの」は予算を決めて、そのなかで楽しみます。
自分の欲しいものが「お小遣い」、家族の欲しいものが「趣味・レジャー費」
「必要なもの」と「欲しいもの」を実践しやすくするために、ぼくは「自分の」「欲しいもの」をお小遣いから出すようにしています。
「自分の」「必要なもの」は家計から出します。美容室や化粧品、衣類など(嗜好性が強いものはお小遣いになるのかもしれませんが、ここは家族の取り決めでOK)
一方、
「家族の」「必要なもの」はもちろん家計のお金。住宅ローンや公共料金、食費、日用品など生活費です。
「家族の」「欲しいもの」は家計のお金のなかの趣味・レジャー費になります。休日に出掛けたり、ごはんを食べに行ったり。
この考え方を使うことで、必要なお金をしっかりと確保して(必要なもの)、予算の中で楽しむことができるようになります(欲しいもの)

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家計のお金?自分のお小遣い?迷ったときは、お小遣い制のお父さんを想像してみてください。
何かを買って奥さんに請求したとき、「それは自分のお小遣いでしょ」と言われそうなら、それはお小遣いです。
最初は迷うことがあると思いますが、やっていくうちにそれぞれのご家庭にあった基準ができてきます。
銀行やクレジットカードも分ける
自分のお金と家計のお金は、お財布だけでなく、銀行口座やクレジットカードも分けます。
ネットでクレジットカードを使って自分の欲しいものを買ったとき、家のクレジットカードを使うと清算が大変です。
自分のクレジットカードを使って、自分の口座から引き落しされるようにしておけば手間なしですよね。
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今回は自分のお財布をつくるというお話でした。お小遣いを設定していない方は、ぜひ試してみてください。メリハリがついて気持ちよくお金が使えるようになりますよ。
PS.
ひとり暮らしの方もぜひやってみてください。
以上でシンプルに家計を管理する方法シリーズを終わります。最後まで読んでくださってありがとうございました。
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